Sinter klaasje
シンタクラース


11月のとある日曜日。
蒸気船に乗ってオランダの港へ到着したのはシンタクラース(聖ニコラ ス)
オランダの子供たちはこぞってシンタクラースを迎えようと港にやってきます。

このシンタクラース、いったい何者?

彼は毎年この時期に
お供のZwart Peat(ズワルト・ピート)を連れて
はるばる
スペインからオランダに訪れて は、子供 たちにプレゼントをくれるのです。
12月6日は聖人ニコラスのお誕生日。
なので1日早い12月5日の日は降誕祭
子供たちは4日の晩にプレゼントを入れてもらうための靴(靴下ではな い)
置いておくのです。
そして靴の中にはにんじん
シンタクラースは白い馬に乗って移動するので
馬の餌もちゃんと用意してあげるんです。
ただし、シンタは良い子にはプレゼントをくれるけど
悪い子はスペインに連れて行ってしまうのだとか。 



どこかで聴いた話で しょ??
そう、
日本でも有名なサンタクロースにそっくり (笑)
ただし、シンタクロースはまったく宗教とは関係ない子供のためのイベント。
なのでどの人も純粋にイベントを楽しめるのだとか。
サンタクロースの原型とも 言われているシンタクラースに会いに
私たちも港へGO!



シンタクラースの到着する港を探し求めてウロウロ。
陽気な音楽に誘われて、辿り着いたときにはすでにすんごい人だかり。
背の高いオランダ人(平均身長約180cm)の大人の上に肩車された子供たちは
私のはるか上空に(笑)
顔を黒く塗って帽子をかぶった子はズワルトピートの仮装です☆
    

人々が騒ぎ出したと思ったら・・・
あっ!アレは!!


いや〜ん、こっち向いてぇ〜☆☆
とすっかりミーハーな私(笑)
              真っ白おヒゲがキュート☆   

               シンタクラースに一生懸命手を振る子供たち。 その顔は真剣そのもの。
   この子もズワルトピートの衣装。


  シンタクラースはちゃ〜んとスペインと書かれた蒸気船に乗ってやってきま した。
ん?でも船ってどこからやってきた??
確かアムステルダム市内の方から・・・。
まあ、夢は壊さないでおきましょう(笑)



さて、蒸気船に続いてお次はお供のズワルトピート。
ボートにうじゃうじゃいますね〜。



次から次に、たくさんのズワルトピートを載せたボートが3台。
ズワルトピートってこんなにいるの〜?!
中には楽隊のズワルトピートも。



さらに、シンタクラースを間近で見ようと一般の人たちのボートが次から次に。
オランダは運河が多いのでボートを持ってる人も多いんです〜。
港が船で大混雑!

無事船から下りてインタビューを受けるシンタさん。
んん?オランダ語ペラペラ!
スペインからやってきたのでは・・・?(笑)
オランダのテレビではこのシンタ到着の様子を生放送してたりするらしいです。


この後はさらにアムステルダム市内をパレード。
お供のズワルトピートを従え、白馬に乗ってこどもたちに手を振ってます。
一緒に乗せてもらえた子がいますね〜☆


たくさんのズワルトピートたちが
シンタクラースの前後を歩きながら
袋に入っているお菓子を子供たちに配って回ります。
だから子供たちはみんなズバルトピートが大好き☆
ちなみに、この黒い体は塗ってます(笑)


これはTimoの戦利品。
子供じゃないのにね〜(笑)
    シンタといえば!のミント味クッキー。


これはポストピートと呼ばれるズワルトピート。
子供たちからシンタクラース宛の手紙を受け取り、
シンタに渡す役目なんだとか。
ごくろうさまです〜。


こうして、シンタクラースが到着してから12月5日のプレゼントをもらえる日までの
2週間、子供たちは期待に胸膨らませながら
いい子にしてプレゼントを待つのです☆